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品質管理部 検査課
2019年入社
物質工学科 物質工学専攻 卒業
「病気や障害で苦しむ人の助けになる仕事に就きたい」という考えを持って就職活動に臨みました。私自身もコンタクトレンズを学生時代から使用していますが、コンタクトレンズを使用しないと、見えないことに不自由を感じていました。そこで、多くのコンタクトレンズユーザーの助けになりたいと思い、シードに入社しました。
シードでは、虹彩の色に障害を持つ方のために、虹彩付きコンタクトレンズを販売しています。会社説明会の際に、虹彩付きコンタクトレンズは、ほぼ利益がなくオーダーが入った場合のみ販売していると知りました。利益が出ないにも関わらず、製品を必要とする人のために販売を続ける姿勢に感銘をうけ、コンタクトレンズ業界のなかからシードを選びました。
主な業務としては、滅菌機のバリデーションを担当しています。コンタクトレンズは滅菌済み高度管理医療機器です。名前に「滅菌済み」とあるように、出荷前の製品の中に微生物がいない、無菌性が保証されていなければなりません。生産現場では製品を滅菌機に入れることで製品の中の微生物を滅菌しています。
ただし、滅菌機に入れただけでは十分に滅菌されていない可能性もあり得るため、無菌性を保証するには検証による根拠が必要になります。生産現場に設置されている滅菌機で製品を滅菌した際に、無菌性が保証されているかを定期的に検証し、その検証結果を文書としてまとめ、報告することが私の役割です。
これまで関わった仕事のなかでも、新規設備の導入は特に強く記憶に残っています。どのような機能を持つ設備をどの場所に据付するか、社内で話し合い、購入先の業者とも打ち合わせを重ねました。業者から報告を受け、運転の確認をするため工場への出張もしました。研究所に設備を搬入し、希望した機能を満たすかの検証と報告を行った後に、ようやく生産現場に新規設備を引き渡すことができました。新規設備を導入したいという要望を受けてから、現場で稼働するまでには多くの時間と労力を要します。
かけた時間と労力が大きかった分、自分が導入に携わった設備が無事に稼働しているという事実に大きな達成感を得られました。
品質管理部の業務では、検査結果が不適合だった場合だけでなく、適合であっても普段と異なる点があれば、それに気づき、なぜその結果になったのかを多面的に考察する必要があります。そのためには、自分の専門分野以外の知識や見識が求められます。多くの知識を持つことで、より高度な考察や効果的な提案につながると考えています。
今後は、自身の専門分野を越えて深く学び、さまざまな分野の勉学に取り組むことで、所属部署や会社により大きく貢献したいと思います。また、継続的な学習を通じて品質管理部のプロフェッショナルとして成長し、チーム全体のレベルアップにも寄与したいと考えています。